Part.1
摂食障害とダイエットの深い関係について、私の考えを書いてみます。
摂食障害とダイエットとの関係性は、切っても切れないセットみたいなものだと考えています。
摂食障害になったキッカケって、ほとんどの場合はダイエットです。
私もダイエットがきっかけで摂食障害になりました。
ヤセせたい! と思ったり、または、ヤセよう! と強く決心した最初の理由は、いったい何だったのでしょうか?
例えば、「自分は人と比べて太っている」と感じたからでしょうか?
それとも、誰かから「デブ!」とか「太っている!」とか、いわれたからでしょうか?
そうではなくて、ステキなお洋服を着たいから、お洋服に合わせてヤセようとしたからかもしれませんよね?
または、スポーツをしていて、体重の制限をする必要があったから減量したのかもしれません。
とにかく、この他にも色んな理由があるかと思います。
私の場合は、身体の面ではなくメンタル面の理由からでした。
別に、太っていたわけではなかったです。
高校1年生の時は、身長158センチで体重は42キロでしたから、太ってはいなかったし、自分ではもう少し太りたい!くらいの感覚でいました。
では、どうしてダイエットをしたか? について振り返ってみると、
高校受験の時に、自分の行きたくない高校を受験して進学したというのが主な理由でした。
本当は、もっと上のランクの高校に行きたかった。
でも、そこまでの実力がなかったんですよ~。
そこで、一機捻髪して、「よーし!本当に行きたい高校を受験してみよう! 」となればよかったんですけど、そんなチャレンジ精神も残念なことに、なかったんです。
自分の学力の現実を受け入れて、希望する高校を受験するために頑張って勉強する!ということを放棄したんですね。
どういう事かというと、現実が自分の思い通りにいかなくなった。
その時に、現実に面と向き合う事から逃げた。
つまりは、そういう事です。
それまでは、わりと優等生タイプで、なんでも思いどおりになってきていました。
特に勉強の面では、真面目に勉強していたので、頑張った分だけ結果を出せていたんです。
ところが、初めての高校受験で人生初の挫折感を味わった。
それを素直に認めたくなかった。
挫折感と無力感。
そこに向き合う事から逃げた、というのが本当の理由であると今では理解しています。
たまたまそのタイミングで、私は高校の健康診断で「心房中隔欠損症」という心臓の先天性の疾患が見つかり手術をしました。
その時の入院で、同室になった女性がとてもスリムで知的な方でした。
この人みたいになりたい!
そう思いました。
高校受験が思い通りにいかなかったことで気持ちも落ち込んでいた時に、新たな目標を見つけたのがダイエットでした。
自分の現実が思いどおりではない。
その事を埋め合わせるために、いいかえると、心のバランスをとるためにダイエットを始めた。
別のいい方で表現するなら、自分の心の帳尻を合わせるためにダイエットを始めた。
今の自分が、気に入らない。
別の自分になりたい。
だから、ヤセて別の自分になれば、現実も変わるのではないか?
そんな風に思ってしまった。
意識的にではなくて、無意識にだと思います。
このように、自分の摂食障害の成り立ちを解釈しています。
そんな程度の理由だったと、当時を振り返って思います。
つまり、メンタルが弱かったのですよね。
打たれ弱い人間だったと思います。
今でもそれは変わりませんけど。
それなのに、プライドだけは人一倍高かった。
だからといって、メンタルが強くなれば摂食障害が治る! なんて単純な問題ではないので、そんなことは決していいません。
私がカウンセリングをしていて感じるのは、特に女性の場合は、「ストレスを感じている時ほどダイエットに走る」という事です。
要は、自分の思い通りにものごとが進まなくて悩んでいるような時に、ダイエットを思い立つことが多いという事です。
結論を先にいいますね。
ダイエットでヤセれば、自分の抱えている問題が解決されたような気持ちになるからです。
つまり、ヤセれば全てが上手くいくという錯覚に陥るという事です。
短絡的だと思いますか?
論理的な解釈はこうです。
常にストレスにさらされていると、つまり、自分の思いどおりにものごとが進まない状態だと、思いのほかエネルギーを消耗してしまいます。
そのために「やる気が出ない、勉強や仕事もはかどらない」という状態になりやすいのです。
なんとなく、今の自分が好きになれない。。。という感じの、「ドンヨリした気持ちの状態」とでもいったらいいかもしれません。
そんな状態の時には、自己評価も下がってしまいますよね。
つまり自分に自信が持てなくなってしまいます。
特に女性の場合は、能力だけでなく「容姿への評価」もとても気になりますものね。
ここは、本当に重要なポイントだと私は思っています。
摂食障害になるのは女性が多いという理由の一つでもあると思います。
多くの男性は、勉強や仕事にエネルギーを注ぎますが、女性はなぜかヤセてキレイになろうとします。
全ての女性がそうであるとはいいませんが、割合としては多いと思います。
なぜでしょう?
「キレイになって自信を取り戻したい!」
そんな風にダイエットを思い立つ人が多いのです。
自己評価を上げるつもりでダイエットをするという事は、つまりヤセてキレイになれば自信を取り戻せる♡
そんな風に思ってしまうという事です。
これが、ダイエットに隠されたもう一つの側面。
からくりです。
でもね、ここに大きな落とし穴があります。
何だと思いますか?
それは、人の本能にとって最大のストレス源は、エネルギーの枯渇=飢えだからです。
男であろうが女であろうが、人間は動物であるという大前提を決して忘れてはなりません!
本能を司る「無意識」は、ストレスを感じると「とにかく栄養をためておこう!目の前にあるものは、しっかり食べておかなくちゃ!」
とあなたに指図してきます。
人間は、そうできています。
つまりストレスがある状態では、人は自然と過食気味になってしまうということです。
ところが、頭で考える「意識」の方はダイエットをしなくちゃ! と決意しているので、無意識が欲しがる量を食べません。
「無意識」=食べたい! VS 「意識」=食べちゃダメ!
の構図が出来上がります。
このように意識と無意識が対立する時、人は本能的に命を守ることを優先します。
従って、必ず無意識が勝利するようになっています。
その結果、とっても甘いものや、脂肪たっぷりの「高カロリーなもの」をあなたの体はモーレツにに欲しがってしまうので、リバウンドしてしまうという事になるのです。
ストレスフルなときにダイエットを始めてしまうのは、負けることが分かっているのに勝負をするようなもの。
これこそ、ダイエットのタイミングを読み違えた「戦略的失敗」といえるのです。
こういう基本的な知識を持たずに安易にダイエットを始めることは、本当に危険なので止めましょう!
ヤセたいのであれば、背景にある自分の真の目的や身体の状態など、心理的な側面と身体的な側面の両方からアプローチしていくことが大切です。気分でものごとを進めることに疑いをもつと同時に、科学的な目をもち、賢くなって下さい!
話がそれたので、もとに戻しますね。
拒食症でガリガリに痩せた姿は、ダイエットに成功しているのでしょうか?
一見、痩せることに関しては成功しているともいえます。
体重だけは、確かに減ってスリムな姿でいます。
しかし、心の中はどうでしょう?
最初にダイエットを決意した時の目的は達成されているでしょうか?
ステキなお洋服を着られるようになって、うれしいですか?
減量に成功して、スポーツのパフォーマンスが上がって満足ですか?
ヤセる事だけにこだわり続けて、最初の目的はいったいどこに行ってしまったのでしょう?
ダイエットで体重が減る事だけで、かろうじて自信を保っているのが拒食症の実態です。
病的にヤセているのに本人は満足せず、「こんな自分ではダメだ!」とさらにヤセようとします。
こんな時に、「そんなにヤセちゃったら、かえって魅力がなくなるよ」などといっても本人の心には全く届きません。
かえって逆効果です。
さらに、もっとヤセようとのめり込みます。
なぜなら、その人にとって「体重をコントロール出来ている自分」を捨てることは、「生きるのをやめろ」 といわれるに等しいからです。
生きたいから、ヤセる!みたいな感覚です。
ヤセていることが私のアイデンティティ!ともいえます。
その位追いつめられている場合があるからです。
一方で、過食になってしまった場合はどうでしょうか?明らかにダイエットに失敗していますね。
一時的にヤセたとしても、そのヤセる理由の大半が自分の自己否定を補うためなのでモチベーションは続きませんし、そもそも戦略ミスなので負けることは明らかです。
摂食障害はダイエットが元々のきっかけではありますが、心の中を深く掘り下げていくと、「ヤセ続ける」ことの本当の理由が見つかるはずです。
人それぞれに理由は違うのですが、かつての私もそうだったように、必ず何かしら心の重荷を抱えています。
「ヤセる事」にしがみつかざるを得ない何かが心の奥底にあるからです。
そこを探っていくことが、摂食障害から回復するための一番の早道です。
症状は、仮の姿。
自分の本当の望みや、欲求を見ていくためのきっかけにすぎません。
摂食障害という病(やまい)を通して、治る事だけではなくて症状の奥に隠れている、自分の本当にやりたい事や、望む生き方を是非見つけていって欲しいと思います。
私は、そのような生き方をして頂けるようにお手伝いをさせて頂いていますし、自分もそのように生きていきたいと思っています。
Part.2
ここからは、ダイエットに人生の前半の大半を費やした私が考える、ダイエットのことを実体験をもとに書いていこうと思います。
ダイエットに成功することが、摂食障害から回復するための本質ではないのですが、「ヤセせたい!」気持ちは、女心としてはかなり優先順位は高いですのもね。
ですので、「ヤセる」って本来どういう事なのか?そしてどうすればストレスなく、出来るだけ楽にヤセることができるのか?私が体験して実証済みの事を、科学的な説明を軸にして、メンタル面の考え方を取り入れた、両方の側面からアプローチしていく方法について書いていきますね。
私が摂食障害になったきっかけは、ダイエットだったと前半の記事には書きました。10代の中ごろから、ありとあらゆるダイエットに挑戦してきました。
ヤセよう!と決心して、まずは本屋さんで当時はごくごく少なかったダイエットに関する本を買いました。その頃は、ご飯が太る元凶だ!みたいないい方を世間一般的にもされていて、私もご飯を極力減らしてダイエットをしました。
ご飯を「目のかたき!」にしてほとんど食べなくなりました。
高校のお昼休みの時に持って行くお弁当箱も、今までの3分の2位の大きさにしました。実際には、私が幼稚園の時に使っていたアルミ製の本当に小さな小さなお弁当箱に変えました。
半年?もかからなかったと思いますが、その位の期間で、42キロあった体重は37キロにまで減りました。当時の私の身長は、158センチでしたから決して太ってはいませんでした。
にもかかわらず、ヤセせることに飛びついた理由は、いったいなんだったと思いますか?
心の病である摂食障害とダイエットが、とても深い関係性を持つ理由がここに潜んでいます。解明していくことに関して、とても興味が湧いてきませんか?
話を戻しますね。
確かに、「ヤセる」 という事に関しては成功したといえます。
約半年間で、マイナス5キロ!
これって、単純に考えてみても1ヶ月に0.8キロヤセている計算になります。約1キロ弱を1ヶ月で落としたことになります。
でも、こんな事って、やっぱり続かないです。ほどなく、過食に移行しました。
誤解のないように付け加えますと、摂食障害には、拒食だけで過食にならない人もいますし、過食だけで吐かない人もいます。
さらに、ヤセ願望がなくても食べることに障害を持つ方もおられます。
私の場合は、拒食→過食→過食嘔吐という順番で進行していきました。
過食に移行しても、すぐに吐いたりできるようにはならなかったので、ヤセすぎのスタイルから、あっという間に太めの身体になってしまいました。
太目・・・と自分では感じて落ち込んでいましたが、医学的には標準体型の範囲内ですよ~。
当時、50キロ位まで太りました。37キロから50キロまで増えたので、一気に13キロの増加ですね。
これが、いわゆるリバウンド!っていうやつです。
このころは、自分の事がイヤでイヤでたまりませんでした。
それまでは、ちゃんとダイエットに成功していて、体重のコントロールができていたのに、過食に移行してからは、食欲に負けて食べてしまう自分が許せませんでした。
高校生活のすべてがグレーの世界でした。
・・・ちょっと話がそれてしまいました。
私が、自分の過去を振り返ることで、何かしらこのサイトを訪れて読んで下さっている方のお役に立てるとうれしいです。
さらに、摂食障害からの回復を望んでおられる方や、ダイエットの失敗続きでお悩みの方に対しても、「私にもできそう」と感じて頂けると思います。
お互いに共感したうえで、読み進めてもらえると、具体的な方法論にも納得して頂き、回復のための行動に移して頂けると思うからです。
つまり、摂食障害から回復する可能性を感じて頂けたり、ダイエットで悩まなくなる! という希望も持てるという事です。
さて、話を戻しますね。
今回のテーマは、「ダイエットとその成功法則」でしたね。
それは、ズバリ!「無意識を味方につける」
この一言に尽きます!
いきなり「無意識」「なにそれ」!?・・・と、思った方も、もう少し我慢して読んでみて下さいね。
10代の中ごろから、ありとあらゆるダイエット法を試して、ほとんど失敗して、たどりついた答えはとてもシンプルです。
巷にあふれれている「短期間でヤセる!」といううたい文句はとっても魅力的ですし、ほとんどの人は結果を早く欲しがる傾向にあるので、よくよく考えもせずにその方法に飛びついてしまいます。
が。しかし!賢いあなたなら、もうお気づきだと思います。
あなたが見聞きする多くのダイエット法は、商業ベースに基づいてとても入念に作り込まれています。新しい情報を次々と大量に流しながら、人間の無意識に働きかけて大衆を操作する心理学の手法(いわゆる洗脳)もたくさん使われているのが現状です。
特に若い女性をターゲットとしたSNSや、雑誌などの情報誌のダイエット関連情報はその典型例です。あの手この手でヤセたい気持ちをあおってきます。
そういった情報の出どころや、発信元が何を意図しているのかをよくよく見極める習慣をつけないと、いとも簡単に自分の大切な時間やお金や、挙句の果てには健康さえも犠牲にしてしまうという、泣くに泣けない最悪の結果を引き寄せてしまいます。
ダイエットに成功したいなら、「無意識を味方につけることだ」といいましたが、それは、すなわち人間の内面に潜む、意識と無意識の矛盾をしっかりと理解するということです。
それって、いったいどういう事?っていう疑問にお答えしますね。
まず知っておいてほしいのは、「ダイエットを始めると必ず無意識が抵抗する」ということです。
この無意識の抵抗と、いかに戦わずしてダイエットを始めていけるか? が勝負の分かれ目です。
無意識の抵抗ってなに?っていう話からしますね。
頭ではダイエットをしよう!と決意しているのが意識。身体は必要な栄養を取らないと命にかかわるので抵抗するというのが無意識です。
意識の上では、ダイエットを決意しているので食べません。なぜなら、食べてはダメだ! と自分にいい聞かせているからです。
「ダイエット=食べない事」
みたいな思い込みもありますよね。しかし、人間の本能として、無意識は食べることを要求してきます。
Part.1でも書きましたのでここはおさらいですが、意識と無意識が戦うと必ず無意識が勝ちます。
これが、意識と無意識の矛盾です。
まずは、ここをしっかり理解して下さいね!
人間は人として考える力を持っていますが、動物としての本能も持っていることを忘れてはいけません。理性で本能を打ち負かすことは出来ません。
理性をコントロール出来るのは、本能と上手に手をつないでいる時である、という大前提がまずあるのです。
ですから、ダイエットを成功させたいのであれば、まずは無意識を味方につけることを最優先しなければなりません。といっても、何も難しいことではなくて、無意識が抵抗しないようにすればいいのです。
どういう事かというと、無意識がダイエットをしていることに気が付かなければいいわけです。つまり、いきなり食事量を半分に減らしたりとか、運動を何時間もするという方法をとらないという事です。
「無意識をびっくりさせない!」という事ですね~。
「寝た子をいきなり起こさない」ともいえます。
そ~っと。
そ~っと。
始めるのが、究極のコツ!
今までの自分の日常生活に少しづつ変化を取り入れていくのがベストなやり方です。そのやり方で、1~2年というゆったりしたスパンで体質や体型を変えていくことを目標とすればいいのです。
例えば、ご飯の量であれば、普段はお茶碗に一杯の所をほんの少し減らして8割くらいにする。おやつなどの間食もゼロにしないで少しづつ減らしていく。
運動も、いきなりではなくて通勤の時に歩く距離をふやしてみる。
例えば、バス停を一つ先のところまで歩いてみる。駅の階段をエスカレーター・エレベーターを使わないでのぼってみる。
食べることだけに意識を向けずに、少しの時間でいいから好きな事を始めてみる。
な~んだ。
そんなこと、分かっているよ。
みんな、そういいます。
当たり前のこと過ぎて新鮮味に欠けますよね。
でも、多くの人は、これをやりたがりませんし、実際にやりません。
結果が出るのにタイムラグがあるからです。
ですから、早く結果が出そうな方法に飛びついてしまうのです。
しかし、当たり前の事を、コツコツと淡々とやり続けた人だけがダイエットに成功するのです。
ダイエットは、科学的な方法論だけでは絶対に上手くいきません。
メンタル面も上手に扱っていく必要があるのです。
て、いうか。
メンタル面の方が大事だったりします。
メンタルが落ち着いてくれば、そんなに闇雲にダイエットしなくちゃ!なんて思わなくなるからです。
そういう精神状態になって初めてダイエットが上手くいく土台ができたともいえます。
ダイエットしなくちゃ!とあせっている時、不安な時は、まずはダイエットを始める前に自分の抱えているストレス度をチェックしてみて下さい。
ストレスフルな時にダイエットを始めてもほとんど上手くいきません。
まずはそのストレス度を軽減するためにゆっくりと休みましょう。
そして、気持ちが落ち着いてから、ダイエット計画を立てて、気長にプロセスを楽しみながら実行に移していくのが一番安全で安心なダイエットの進め方=「成功法則」です。
まとめ!
戦略~ストレスフルな時にはダイエットをするのではなくて、まずは休んで心の状態を整えてからにする。
つまり、ダイエットを始めるタイミングを読むという事です。
戦術~短期間で体重を落とす方法ではなくて、1~2年のゆったりしたスパンで体質や体型を変化させていく方法をとる。
ダイエットに成功するしないは摂食障害から回復することの本質ではないのでこれ以上詳しくは書きません。
もし、ダイエットに関する詳しい方法論が知りたいといったリクエストがあればまたいつかお話したいと思います。
ダイエットは気長に取り組むのが一番の近道です。
ちょっとづつ、ちょっとづつ何かをやり続けて、成果を確認していく。
その繰り返しで、自信は自然とついてきます。
そして、ここからが私がお伝えしたい事のメインです。
↓
摂食障害から回復するために大切な事は、一時的なダイエットの成功ではなくて、小さな成功体験を積み重ねて、ダイエット以外の事で自己肯定感を上げていくことだと私は思っています。
生きるためのよりどころを、ダイエットにすり替えているのが摂食障害の正体ともいえます。
表面的に何かが上手くいくことで、自分を認めることや自信をつけるという事では決してありません。
過食をしてしまったり、食べることが上手くできない自分を責めることではなくて、そんな自分の弱さを認める事、これがすなわちメンタルを強くしていくことだと私は思っています。
強さとは、しなやかさ、柔軟さともいえると思います。
メンタルを強くしていくことで摂食障害から抜け出していくことは必ずできます。
メンタルを強くすることは、自分の弱さを認めること。
自分の弱い部分を、責めるのではなくて、そんな自分もいるよね。
そう認めてあげる、受け止めてあげることだと思います。