依存は悪いか?上手に依存するのが自立である!?
摂食障害は、依存症か?ということについて書いてみます。 私は、お酒は大好きです。タバコは今でこそやめましたが、以前はかなり吸っていました。 10代の後半から30代の後半まで、20年以上はタバコのお世話になりました。
依存症といえば、アルコール、薬物、ギャンブルがまず頭に浮かびますよね。 摂食障害も、食べ物に依存しているという意味では依存症に含まれる部分もあるのだと思います。 ただ、依存は悪い! と決めつける必要はないと思います。 「依存で癒される部分もある」というのが私の考えです。
私は、「食に依存せずにはいられなくなった」心の中の状態が摂食障害という症状で表現されているのだと考えています。 むしゃくしゃして、つい甘いものに手が伸びる。イライラして、タバコを吸う。お酒でうさを晴らす。 ある。ある。私もよくやります💦
たしかに、アルコール、ギャンブル、薬物などに手を出してのめり込み、自分や家族の生活がままならなくなるのは、本当に問題です。 依存するなら
・一つのことにのめり込みすぎず
・ほどほどに
・依存の対象をたくさん持っておく
この3つを心がけると依存症におちいる可能性は低くなります。
依存の対象をたくさん持っている人の方が健康度が高いように感じます。 て、いってもそれができないから悩んでいるんですけど。 依存症からの回復には、かなりのエネルギーがいるのも事実です。依存も病的になると専門的な治療が必要になります。 そうなる前に、自分で予防をしておくことが必要です。 自戒をこめて。
依存症については、回復のための自助グループがとても助けになります。自助グループには、本当にお世話になりましたし、私自身も立ち上げや運営に関わりました。
※摂食障害の回復において、私が一時期関わった自助グループは、NABAです。個人的には回復の決め手にはなりませんでしたが、自分だけの世界に閉じこもる事なく、色んな人がいるのだと知れたことはとても価値がありました。
摂食障害が依存症か?という問いはさておき、依存症になってしまったら、まずは専門家に相談することです。 依存症は、自分一人ではなかなか治す事が困難です。 専門家や、同じ悩みを抱えた仲間との繋がりを通して回復の道のりを歩むというのが、最も安全な方法です。
私が自助グループで学んだことで最大の事柄は、自分の意思でどうにもならないことは、より大きな力に委ねるという事です。 その大きな力のことを、自助グループでは、ハイヤーパワーと呼びます。
自助グループでは、ミーティングの終わりに平安の祈りを捧げます。
平安の祈り
「神様、私にお与え下さい。自分に変えられる事を変えていく勇気と、変えられない事を受け入れる落ち着きと、そして、これら二つの事を見分ける賢さを」
依存症になる人は、変えられないものを自分の意思で変えようとして泥沼に落ちます。 ここに気づいて、ハイヤーパワーという、自分より、より崇高な力に「自分の間違いを正して下さい!」と、自分の人生を明け渡して委ねることが、回復のスタートとなります。