治りたし、されど、治りたくもなし。。。
摂食障害から回復するために必要なことって、いったい何でしょう?
これが一番大切!
この気持ちが無ければ、何も始まらない。
とはいえ、この摂食障害というは病気は、けっこうやっかいな病気でもあるなと、私は思っています。
治りたいけど、治りたくない、という気持ちもある。
なぜか?
健康的な自分と、健康になったら困る自分、の矛盾した二人の自分が存在しているから。
「そんなことはない!」って批判的な意見もあるかもしれないですね。
私には、そんな二人の自分は存在しない!と思われる方は、ここでスルーして下さい。
「二人の自分が確かにいるよねっ」、て思われる方。
そのことを、否定する必要はなくて、「どちらもあるよねっ!」て、まずは矛盾した気持ちを、(もし、そんな自分の気持ちに気づいているのなら)そのまま受け入れてあげて下さいね。
自分のうそ偽りのない、正直な気持ちを自分で気づいて認めてあげる。
これが、摂食障害から回復するためのスタート地点です。
自分の気持ちをごまかしたり、ないことにしたりすることって、なんか、悲しくないですか?
どんな気持ちであっても、ストレートに、自分の気持ちの存在をウェルカム!してあげましょう。
じゃないと、自分の一番の味方であるはずの自分が、自分を「あっちに行け!」って、嫌って、拒否してることになるから。
そんな悲しいことは、決してしないで下さいね。
自分と仲良くなること。
超絶!
大事!
キレイごとに聞こえるかもしれないけど、とても大事なことなので、覚えておいて下さい!
私の場合は、入院中、食事は30分以内に完食!っていう決まりがあったんだけど、出されたご飯をティッシュに包んでトイレに流して捨てていました。
治すために、お金払って治療を受けてるのに、矛盾した行為ですよね。
本音は、やっぱり、食べたいけど、それにもまして、太りたくない。
もっというなら、太るのが怖い。
その先にある本当の気持ちは、
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健康になったら、社会に出て現実に向き合わないといけないから。
私はそのことが、一番怖かったと思う。
健康になりたい自分。
健康になるのが怖い自分。
どちらも本当の自分の気持ち。
この二人の自分を見つめる、もう一つ視点を上げた3人目の自分がいる。
この3人目の自分の存在を意識すると、相反する二人の自分を受け入れて、最善の選択を出していけるようになる。
摂食障害になった自分は、みじめで、人より劣っている、最低の人間だ、なんて思ってたけど、自分を知るために、自分から送られてきた最善のギフトが摂食障害であったのだと、今では思えます。
自分って、やっぱり、意味があって摂食障害になったんだな〜って、今では思えるんですよね。